一定の期限を付けて財産を譲りたいとき

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期限がきたら、遺言の効力が発生するようにも、消滅するようにもできる

遺言とは、遺言者が単独で行う意思表示(法律行為)です。一般の法律行為に条件や期限を付けることができるように、遺言でも「期限付きで財産を譲る」という遺言をすることができます。これを『期限付遺言』といいます。前のページで紹介した「条件付遺言」では、条件が整うかどうかが不確定ですが、「期限付遺言」では、設定した期限が必ずくるため、遺言内容は確実に実行されます。

期限がきたら遺言の効力が発生する「始期付遺言」

「遺言者の死後○年後に、○○を与える」というように、遺言で定めた期限がきたときに、遺言の効力が発生します。遺贈の相手が未成年で、数年後に遺産を譲りたいといった場合などには、この方法で遺言することができます。

期限がきたら遺言の効力が消滅する「終期付遺言」

「遺言者の死後○年後にかぎり、○○を与える」というように、遺言で定めた一定期間がくると、遺言の効力が消滅します。『遺産分割の禁止』も、終期付遺言の一つです。

遺 言 書

遺言者○○○○は本遺言書により次のとおり遺言する。

一、甥○○○○に××県××市××町×丁目×番 宅
地×××・××平方メートルを遺言者の死後五年後に遺贈する。
(以下省略)

 

遺 言 書

遺言者○○○○は本遺言書により次のとおり遺言する。

一、甥○○○○に××県××市××町×丁目×番△△
ビル賃貸料収入を遺言者の死後五年間に限り遺贈する。
(以下省略)