物損の保険について知っておこう

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物損を填補するのは任意保険

物損とは、物の滅失、毀損による損害をいうとされています。
物損の場合に、自賠責保険が支払われないことはすでに述べたとおりです。
ただし、義眼、義歯、義肢、コルセット、松葉杖、補聴器などは、身体に密着し、身体の機能の一部を代行しているということから、人身傷害の損害として自賠責保険が適用になり、自賠責保険から支払われます。

また、通常使用する着衣、履物なども自賠責保険から支払われます。
しかし、前期の特別な場合を除いて、自賠責保険からは支払われず、物損が支払われるのは任意保険の対物保険に入っている場合です。

対物賠償保険

対物賠償保険とは、自分の所有ないし管理している自動車が、他人の車、家や塀、その他の財物などを滅失・毀損し加害者が被害者に損害賠償の責任を負ったときに、加害者に支払われる保険です。

したがって、この対物賠償保険は、自分の車をぶつけて修理費などの支出があったとしても、その損害のために保険が支払われるということはありません。
なお、契約者(加害者)が酔っ払って運転していて、ぶつけた場合にも支払われます。

自家用自動車保険

自家用自動車保険には、対物賠償保険がセットされています。
なお、自家用自動車保険は、対人(人身事故)、自損事故、無保険者傷害、搭乗者傷害の損害もカバーします。

自家用自動車総合保険

自家用自動車総合保険は、自家用自動車保険のバージョンアップ版ともいえるもので、自家用自動車保険が填補するもの以外に車両保険(後述)が組み込まれています。
なお、この保険は契約者のために示談の代行をする点に特徴があります。

車両保険

車両保険は、自分の自動車が交通事故、火災、盗難などによって破損または喪失したときなどに、その損害を契約者に支払ってくれる保険です。
したがって、事故により、自分の車が破損した場合には、この保険から支払ってもらうことができます。

なお、車両保険は酒酔い運転は免責になっていますので、この場合は支払ってもらうことはできません。こうした対物賠償保険には、免責額の定めがある場合があります。

例えば、免責額5万円の定めがある場合、10万円の損害賠償をしなければならないとき、保険から5万円の支払いしか受けることができませんので、免責額については自分が負担するということになります。

また、2回目の事故から免責金額(自己負担額)が増額されることもあります。
なお、保険金の支払いを受けると、保険料の切換えの際に安くなるはずの保険料が高くなることもありますので、保険会社の担当者と話して、有利な選択をするとよいでしょう。