保険金の種類と請求の問題点について知つておこう

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保険金の種類は大別すると生命保険と損害保険とがある

保険には生命保険と損害保険の2種類があります。相続問題に関係あるのはおもに生命保険です。生命保険の死亡保険なら死亡だけが証明されればよいのですが、たとえば、交通事故の損害保険についての死亡による請求であれば、交通事故に関する死亡であることの証明が必要となります。

保険金請求はどうする

保険契約は個人でする場合と会社などが団体で(または代行で)する場合があります。どちらの場合も、まず保険会社に保険契約書の内容を確認します。個人加入の場合は、残された契約書や領収書、遺産分割などの調停手続きで相続税の申告書写しの提出を求めるなどして保険の内容を確認します。また、会社の団体保険であれば、会社に問い合わせます。

次に保険金受取人は、保険金の支払いの請求をすることになります。受取人は保険契約で定まり、保険契約書に記入されています。 なお、会社の団体保険であれば、社員に権利があるかどうかという問題が出てきます。保険金受取人の相続については、以下の問題があります。

① 保険金受取人が被相続人本人である場合

保険金は分割できる債権ですから、各相続人は相続分に応じて保険金を請求できます。ただし、保険金は他の遺産とセットで遺産分割の対象となることが多く、保険会社は相続人全員による請求か同意書つきの請求を求めることがあります。また、遺言により保険金請求権を取得した相続人や受遺者は、遺言書を示してその写しを提出します。遺産分割や遺言書について争いがあったときは、審判書や判決書が必要になります。

② 保険金受取人が被相続人以外の場合

この場合、保険金受取人は最初から権判者ですから、遺産分割に関係なく自由に請求できます。請求の際に、印鑑証明書を提出し、場合によっては、住民票や死亡診断書なども提出します。

保険金の請求手続き

実際に保険金を請求するには、その保険事故の発生の立証が前提となります。保険会社は、戸籍謄本、死亡診断書や死体検案書の提出を求めます。保険会社がそれらを確認できないときには、他の資科から判断して決定します。保険金受取人がその決定に不服であれば、訴訟を起こして裁判所に判断してもらいます。

その他の保険事故についても、医師に保険会社所定の診断書を書いてもらって立証することになります。同じ死亡であっても、特定の病気であることなどが証明できないと保険金を請求できないのです。また、交通事故での死亡は、死亡診断書・死体検案書、事故証明書が必要で、損害額の算定が必要になります。

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