任意保険金が支払われない場合がある

偶然でない事故やすでに発生している事故については免責

自動車保険は偶然発生した事故の損害を補填するものです。
ですから、わざと起こした事故(故意による事故)による損害については保険金は支払われません。
また、保険契約のときにすでに発生していた事故も偶然発生した事故ではありませんので、同様に保険金は支払われません。
これをアフターロスといい、保険契約が切れた直後に起こった事故などの場合に問題になります。

運転者家族限定特約や運転者年齢制限特約に違反すると免責

自動車保険料を安くするために、運転者家族限定特約や運転者年齢制限特約を結ぶケースが増えています。
運転者家族限定特約は、①記名被保険者、②その家族、③①②の同居の親族、④①②の別居の子供、に事故の保険金支払いを限定していますので、これ以外の者が運転して事故を起こしても、保険金は支払われません。

運転者年齢制限特約は、21歳、26歳、30歳などの年齢を特約しています。
この特約がある場合に、20歳の者が運転中に事故を起こしても、保険金の支払いは受けられません。この年齢は、戸籍の年齢によります。

事故を起こして60日以内に通知をしないと免責

保険契約約款では、保険契約者または被保険者は、事故を知ったとき、発生日時、場所、事故の状況、被害者の住所、氏名、証人がいるときはその者の住所、氏名を書面により保険会社に通知することを義務づけています。

保険会社は通知を受けないまま60日を経過した場合(止むを得ない場合を除いて)には、保険金の支払いをしないとしています。

車の用途変更や買い替えた場合の変更通知をしないと免責

自家用車と営業車とでは、事故発生の危険率が違いますので、営業車の方が保険料も高くなっています。
保険会社に通知せずに、自家用車を営業車として利用しているときに起こした事故については、保険会社は保険金を支払いません。

また、車を買い替えた場合、前の車の保険を新しい車に適用する場合があります。
この場合にも、保険会社に通知をし承認を得ておかないと、免責扱いとなります。
無免許運転や酒酔い運転の場合は 車両保険、運転者に対する搭乗者傷害保険、自損事故傷害保険などは、運転者が無免許の場合は免責となり保険金は支払われません。

運転免許取消期間中、運転免許停止期間中の事故の場合も同様です。なお、酒酔い運転中の事故については、搭乗者には保険金は支払われますが、本人には保険金は支払われません。

スポンサーリンク