車同士の事故の場合に損害賠償請求できる項目

修理が可能な場合の損害額は修理費と格落ち損

車に追突されて自分の車が破損したという場合で、相手が一方的に悪く、こちら側に落ち度がないという場合には、自分が受けた損害のすべてを加害者に請求できます。通常、双方に落ち度がある場合が多く、この場合には過失相殺の問題となります。車が修理が可能な場合には、修理費を請求できるのは当然です。修理費は修理工場の見積りで決まりますが、見積りについて加害者がクレームをつけてきたときは、別の業者に見積もらせ平均を取るとよいでしょう。修理費が多額になり、事故直前のその車の価格(評価額)を超える場合には、損害額は評価額が限度となります。なお、修理に出すと車の評価額は下がります(これを格落ち損といいます)。この格落ち損も損害となります。事故前の価格から修理後の価格を差し引いた額が、格落ち損となりますが、判例では修理費の10~30パーセントくらいを格落ち損としているものもあります。

修理が不可能な場合の損害額は事故直前の車の評価額

車が大破した場合には、買い替えるしかありません。この場合の損害賠償額は、通常、同じ種類の同じ程度に古くなった自動車市場における売買価格です。原則論はその通りですが、実際には、走行キロ数、使用状況、手入れの具合などによって千差万別です。この問題については、後で詳しく述べます。

修理期間中の代車使用料も請求できる

車の修理期間中、車を使用できなくなったため、他から車を賃借りした場合には、その代車使用料は損害の対象となります。料金はレンタカー料金を基準に決めますが、判例では1日当たり金2万円を10日間認めたものがあります(東京地裁・昭和63年12月22日判決)。被害車両がタクシーやトラックなどの営業車両の場合には、休車補償が請求できます。これは、その会社または業種の平均収入から 1日当たりいくらの損害があったかを算出します。

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